Championing Diversity, Dancers Move to Their Own Stories
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https://www.cambodiadaily.com/news/championing-diversity-dancers-move-to-their-own-stories-126926/
和訳↓
「多様性を擁護し、それぞれのストーリーを綴るダンサーたち」
取材:Michelle Vachon
翻訳:井手和可子
観客の多くにとっておそらく馴染みのある音楽 –世界中で知られているポップ曲– が、この一週間でカンボジアと日本のダンサーたちによって振り付けされたダンス『Re/Play Dance Edit』では新たな様相を呈する。
プノンペンで金曜日と土曜日に上演される作品では、アーティストらがお互いに干渉せずに舞台上を優雅に動き続ける。それこそがこの作品における意外な挑戦になると、アムリタ・パフォーミング・アーツのカンボジア人振付家Chey Chankethyは火曜日のリハーサルで語ってくれた。
この85分の作品を考えた日本の演劇演出家の多田淳之介は、ダンサーたちに「舞台上ではダンサーではなく、人間であってほしい」という珍しい要求をしたと彼女は言う。
「それはダンサーにとってとても難しいことです。本当に」と語るChankethyaさん。「舞台上に立った瞬間から、動き、エネルギーやスペーシングを意識しながら、ダンサーになるという衝動に駆られるからです」
受賞歴のある演劇演出家の多田さんは、2011年、日本の東北地方が地震と津波により壊滅的な被害を受けた後に作品のコンセプトを思いついた。その目的は、「断絶や混乱、そして時間は繰り返せないというテーマ」を表現することだと彼は語る。
演劇作品として作ったものを、多田さんはその後、ダンス作品として生まれ変わらせた。
「日本での公演を通して、ダンサーの肉体や身体能力が多様であればあるほど、作品が面白くなることを発見した」と彼は言う。
このことから、様々なダンスの伝統を持ついろんな国のダンサーと作品を創作するというアイディアを思いついた。昨年はシンガポールで上演し、今週はカンボジアでクメール伝統舞踊のトレーニングも受けているアムリタのダンスカンパニーと共に、そして将来的にはフィリピンでも製作する予定だ。
今週上演される作品は、ブレーンストーミングのセッションを通して形づくられ、アーティストは他のダンサーたちの踊りと調和しながら、各自が上演するストーリーを考えなければならなかった。その成果は、心の奥深くまで届く作品となっている。
「ダンスを観にきてくれた方々には…ダンスを通してそれぞれ何かを発見し持ち帰ってほしい」と多田さんは語る。
ダンス:Re/Play Dance Edit
会場:Theater of the Department of Performing Arts
Street173、毛沢東通り近く
日時:金曜日、土曜日 7:00PM
チケット:大人$5、学生(学生証提示)$2.50
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