カンボジアでは、舞台技術が未発達なため、主催者としては作品をデベロップさせる技術的なアドバイスを期待していたようだ。しかしながら、ピチェが語った言葉の多くは、ダンスの世界に振付家として生きるということがどういうことか、そのために何を考えるべきか、というものであった。
本質的な問いに向き合い、自身の表現の核心を見つけ出していくことを後押しするこの試みは、本プロジェクトが生まれたダンス・コミュニティ・フォーラム「We dance」で行っていたワークショップ「試行と交換」に近い。かつてのSTスポットにおける「ラボ20」をも思い起こさせる貴重な体験となった。
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